2007年11月のアーカイブ

紅葉の永観堂  

永観堂 禅林寺 紅葉写真2
私が訪れた11月28日は平日にもかかわらず
多くの観光客でにぎわっていました。


永観堂 禅林寺 紅葉写真1
さすが “秋は紅葉の永観堂” とうたわれるだけあって
見事な紅葉が楽しめます。


永観堂 禅林寺 紅葉写真3
本堂内のお庭の一部です。


永観堂 禅林寺 紅葉写真4
自然がつくりあげた黄金色の絨毯です。


永観堂 禅林寺
永観堂呼び名で親しまれる禅林寺は貞観5年(863)に創建されました。
最初は真言宗の道場でしたが、平安時代に永観が浄土念仏を唱えて専修念仏道場となり、永観堂の名がつきました。現在は浄土宗西山禅林寺派の総本山として多くの人から親しまれています。


永観堂 禅林寺
住所 : 京都市左京区永観堂町48
電話番号 : 075-761-0007
アクセス : 市バス「南禅寺永観堂道」下車徒歩3分
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩15分


限りなく透明にちかいブルー 『 青と黒の器 』 展より

陶芸家 廣瀬友美 ・大野裕之 の二人展 

広瀬友美 ひろせともみ 作品
青の器:広瀬友美さん 黒の器:大野裕之の作品

彼女の作品をひと目見た瞬間、黄龍の風景とリンクした。
中国 四川省の東北部に位置する黄龍は、玉翠峯の山麓の湖沼群であり、
1992年に世界遺産に登録されている。 
彼女の作品が秘める力は自然美からきていると感じた。
造形としてそこにあるうねりやライン、そして何よりも、その青の透明感…
土の白さが彼女の青の純度を高めている。
自然が作り上げる人工では創りあげることのできない純粋さが彼女の作品にある。
作品たちが、彼女自身が廣瀬友美100%でできていることを物語っている。
作者である廣瀬友美に不純物がないからこそ、あらわすことができる青。
青の中にある彼女だけの青…
うーん みずみずしい…
青磁の一種であるこの独特の淡い青は、彼女によって淡水釉と名づけられた。
本来の青磁とは、成分・焼き方が異なるらしい。

広瀬友美 ひろせともみ、大野裕之
右:広瀬友美さん 左:大野裕之さん

彼女に、作品への思いを語ってもらった。
「今回の作品展は今までの集大成であり、これからへの糸口。
 水の流れのように、淀むことなくずっと澄んだ状態でいたいという気持ちで製作した。
 目で見て、使って楽しめる器をこれからもつくっていきたい。」

彼女の思いを受けて、作品たちはこの世にうまれた。
まちがいなく、その澄んだ心は作品たちの中に息づいている。
地上に湧き出た美しい水がその流れを絶やすことなく、淀むことなく、せせらぎから一つの川となり、海へたどりつき、そしてまた、雨となって、地に還るように、
廣瀬友美と彼女の作り出す器のなかにある美しい水が、永遠に尽きることの無いことを強く願う。


広瀬友美 ひろせともみ 友人
友美さんのお友達

二人展の「黒」をなすのは多治見市で 陶房 蟲蔵(とうぼう・むしくら) を営む大野裕之氏。
竹林に囲まれた山のふもとで、土と向き合う大野氏の器は、
なんともいえない不思議であったかいフォルムだ。
マンガンを含んでいる釉薬を身にまとった器たちは、光源によってその表情を豊かに変える。
どこか奇妙だけど、強い存在感を放つ彼の作品は目に見えない何かを具現化しているようでとても興味深い。そして、なぜかとても神秘的だ。彼が作った器に濁った水をいれると、たちまちに浄化してくれるような気さえする。

おうちに一つ、とてもお気に入りの場所において使いたい…そんな気持ちにさせられる器たちだ。


『青と黒の器』 廣瀬友美・大野裕之二人展

 11月25日(日)までART GALLERY 水無月にて開催中。

<会場>ART GALLERY 水無月(アート・ギャラリー・水無月)
      〒500-8813 岐阜市明徳町5
      TEL/FAX 058-263-2450
<時間>AM10:00-PM6:00(最終日はPM5:00まで)

※作品は 展覧会レビュー↓↓でさらに詳しくご覧頂けます。
  ミャージャパン・展覧会レビュー: http://myajapan.com/review.htm

<written by 高橋美紀>

京都国立博物館 秋の特別展覧会 狩野永徳

11月4日土曜日(祝日) 狩野永徳展に行って参りました!

秋の特別展だし“すごい人なんだろうな~”と
一応は覚悟して行ったのですが
想像以上に混雑していてそれにまずびっくりしました。
なんとなんと110分待ち!(午後2時頃)
たとえここがディズニーランドでもこんなに待ちたくなーい ((>д<))
ということで退散
もう一度出直すことに決定!

18時15分頃、2回目のチャレンジ(金・土・日曜日は午後8時まで開館してます)。
ガーン||(;-_-)|||
まだ40分待ちです。
恐るべし!狩野永徳!

仕方がないので待ちました。

待つこと約30分…
遂に京都国立博物館の展示室にはいることができました。

がしかし
全然絵が見えないんですけど・・・o(><;)(;><)o
人・人・人・人・人です。
とはいっても 頑張って待っていれば
自分の番はちゃんときます。
絵もちゃんと見れます。
ただあまり時間を費やすことができない人は
週末に行くのはやめたほうがいいでしょう。

それではここから展覧会について・・・

最初の展示室「墨を極める」では、
永徳のダイナミックな水墨画を楽しむことができます。
特に 国宝『花鳥図襖』(聚光院) には本当に感動しました。
墨の濃淡と筆遣いだけで
どうしてこれだけの世界が表現できるのか不思議でなりません。
決してその大きさだけがダイナミックというわけじゃないんです。
前へ前へ伸びようとする枝が力強く、絵全体に重厚感を与えているかと思えば、
水遊びをする鳥等はひじょうに軽やかで、躍動的です。
私も鳥になった気分で
テンポよく絵を楽しむことができます。
どうして鶴は口を開けているのだろう?とか想像すると
さらに面白くなってきたりして・・・
いやはや アッパレ!

続いて
「永徳と扇面画」「為政者たちのはざまで」「時代の息づかい -風俗画-」と展示室は続いていきます。
「時代の息づかい」では、
彼の豪放な画風は影をひそめ、極めて繊細に描かれた屏風が飾られています。
国宝『洛中洛外図屏風』には 当時の京都の人々の生活が細かく描かれていて
“祇園祭りの山車は本当に昔から一緒なんだね!
でも山車を引いているのが鎧をつけたお侍さんでなんか変だね”
ってな感じで絵を楽しむことができます。

続く展示室は「桃山の華 -金碧障屏画-」
超ゴージャスな障壁画や屏風が並べられています。
鶴が!松が!牡丹の花が!金箔が!美しすぎて
その場を離れられません。
しかしそんなにゆっくりもしていられません。
別れを惜しみつつ、
最後の部屋「壮大なる金碧大画」へ・・・

おっと遂にでましたー (^o^)/
国宝『檜図屏風』がドーン!
今回の目玉『唐獅子図屏風』がさらにドーン!
ポスターに使用されているこの唐獅子を
小さいものだと勝手に思いこんでいた私は
まずその大きさに度肝を抜かれました。
ちなみに屏風の自体の大きさは縦2.24×横4.53m。
その真中に描かれた唐獅子2匹は画面一杯に大きく描かれ
ぎょろりとした大きな目玉、渦を巻いた毛、ずっしりとした足や爪が印象的です。
唐獅子からは凄まじいエネルギーが溢れ出ています。
わー!凄い!!
彼の才能に圧巻されている間に
展示が終了してしまいました。
あーもう胸がいっぱいです。
楽しかったー!
来場者が多いので
その分疲れましたが
ちゃんと楽しむこともできました。
京都にお立ち寄りの際は
足を運んでみてはいかがでしょうか?
一見の価値ありです!

狩野永徳(1543~90)
狩野永徳は、幼い頃から偉大な祖父元信に学び、早くから才能を開花させている。織田信長・豊臣秀吉らに重用され、安土城、大坂城、聚楽第、御所など数々の寺社仏閣・公武の邸宅に筆を揮った。彼の創造した豪華絢爛な金碧障屏画は天下一と評され、桃山時代を代表する絵師としてその名を残している。

特別展覧会 狩野永徳
<会期>2007年10月16日(火)~11月18日(日)
<会場>京都国立博物館 / KYOTO NATIONAL MUSEUM[東山七条]
<開館時間>午前9時30分~午後6時(金・土・日曜日は午後8時まで)
<公式サイト>
http://eitoku.exh.jp/
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html